温州みかんの若い果実「青みかん」の使い道は果汁を使ったサワーがオススメ!居酒屋以上の味わいを自宅で簡単に!

7月下旬から9月上旬に早摘みした、小さく深い緑色のみかん「青みかん」。年越しシーズンにスーパーなどで並ぶ甘いみかんとは対照的に、鮮やかなオレンジの色に変わる前の青みかんは、酸味と香りが特徴的な季節限定の味わいです。

そんな、硬くて酸味が強い青みかんは、食用よりも「レモン」や「ライム」「ゆず」のように果汁や果皮を活用することが主流。レモンに比べると酸味はやわらかいので、居酒屋カクテルの「サワー」に青みかんの果汁を使えば、レモンサワーのように飲みやすくて程よい酸味が感じられるオススメカクテルになります。

青みかんサワーの作り方

材料(1杯分)
  • 青みかん果汁…60ml(約3個分)
  • ウォッカ…30ml
  • 炭酸水…90ml
  • シュガーシロップ…5ml(お好み)

※シェーカーを振らないカクテルです。

1. 青みかんをカットして果汁を搾る

青みかんをカットし、果汁を60mlほど搾ります。果汁は手順4で使用するので、一度別のグラスに入れておきましょう。

ワンポイント

青みかんは、摘果(=間引き)した温州みかんの若い果実のことです。みかんの栽培では夏に、美味しい果実をつくるために「摘果」という作業が行われます。摘果した青みかんは、まだ甘味がありませんが、熟した黄色いみかんよりも香りが強く、爽やかな酸味が特徴なので、カクテルなどお酒との相性は抜群です。

2. グラスに氷を入れる。

3. ウォッカを30ml入れる。

4. 青みかん果汁を60ml入れる。

手順1で搾った青みかん果汁を60ml入れます。

ワンポイント

酸味が強いカクテルが苦手な方はシュガーシロップを5mlほど入れて、甘味を調整するのがオススメです。シュガーシロップを入れれば、甘みと酸味のバランスが取れた一体感のあるカクテルに、シュガーシロップを入れなければ青みかんの酸味と香りが引き立った爽快感あるカクテルに仕上がります。

5. 一度よく混ぜ合わせる。

ウォッカと青みかん果汁(とお好みでシュガーシロップ少量)の材料を入れた後、材料を素早く混ぜ合わせていきます。お酒が氷などの水分と混ざると「希釈熱」という熱を出すため、氷が溶けて水っぽいカクテルになってしまいます。余計な熱を発せず一気に材料を混ぜ合わせ、冷やすことが重要です。

6. ソーダでFull upする。

氷を避けながら、優しく炭酸水を注いでいきます。

7. 炭酸が抜けないように軽く混ぜる。

一度手順の5で材料を混ぜてあるので、炭酸を注いだ後は優しく混ぜ合わせます。氷を下から上に持ち上げるだけでもソーダとよく混ざるので、炭酸が逃げるのを極力抑えるイメージで軽く混ぜましょう。

8. 最後に飾り付けをして完成!

ピール(青みかんの皮)や、輪切りにした青みかんなどお好みで飾り付けをして完成です。

ワンポイント

また、お酒を飲む前にほんの少しだけ青みかんの果汁を搾ってあげることで、柑橘の豊かな香りが楽しめるだけでなく、最初の飲み口が濃くなり、青みかんの味わいをより楽しみやすくなります。

内山 恵太

内山 恵太

2000年生まれ、北海道出身。広告代理店で制作業務を担当した後、フリーランスのデザイナーとして独立。現在は、デザイナーとして活動する傍ら、神奈川県小田原市の150年以上の歴史を持つ柑橘農園の研修生として農業を学んでいる。果物が大好きで、特に柑橘が好き。おうちにBarのような酒棚をつくるほど、カクテルを作るのがすき。

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