初夏の太陽を彷彿とさせる明るい黄色の果実「小夏」。その中でも酸味が少なく”小夏の女王”とも呼ばれる品種「宿毛小夏」を使ったカクテルレシピを紹介します。
小粒な実に濃縮された甘味と程よい酸味からは、レモンでもオレンジでもグレープフルーツでもない唯一無二のさっぱりとした美味しさを堪能することができます。
ベースのリキュールには、オレンジと様々なハーブを原料につくられるアペロール(APEROL)を使用。アペロールが持つビターで爽やかな味わいは、宿毛小夏との相性が抜群。飲んだ後に余韻を感じられる最高の一杯に仕上がっていますので、大切な人と一緒に初夏の小夏カクテルをお楽しみください。
宿毛小夏のアペロールカクテルの作り方
- アペロール(オレンジとハーブのリキュール)…30ml
- 宿毛小夏…2個(果汁50~60ml)
- トニックウォーター…適量
- ミント…1枚(飾り用)
1. 小夏を半分にスライスし、スクイーザーなどで果汁を絞る。
宿毛小夏を半分にスライスし、断面を中央の突起部分に押し当てて、内側を揉むようにして絞ります。50~60mlほど絞ったストレート果汁は、ビーカーなどの別のグラスに入れておきましょう。
2. グラスに氷を入れ、アペロール(APEROL)を30ml注ぐ。
ビターオレンジやスイートオレンジ、ハーブを使用し軽やかな甘さとさっぱりとした後味が特長のイタリア産リキュール・アペロール(APE ROL)を30ml注ぎます。
3. 絞った小夏の果汁を50ml注ぐ。
1.で絞った小夏のストレート果汁をグラスに50ml注ぎます。
4. 一度ステアして、よく混ぜ合わす。
ワンポイント材料を入れた後に一度ステアするのは、「希釈熱」という化学反応が存在して、アルコールに水分を混ぜ合わせた時に熱(約3℃ほど熱を出す)が出ます。氷とアルコールとの化学反応でグラス内の温度が一気に上がり、お酒は水っぽくなってしまうので、余計な熱を発せず一気に冷やすことが重要です。
5. トニックウォーターで満たし、軽く混ぜる。
トニックウォーターを注ぐときは、なるべく氷のすき間からゆっくりと静かに注いでいくのが基本となります。これは、炭酸が抜けてしまうを防ぐためです。
注いだら、炭酸が飛びすぎないように、氷を下から上に持ち上げるイメージで優しく混ぜていきましょう。
6. 最後に飾り付けをして完成!
果汁を絞るときの余った皮で飾り付けをすると、印象的で周りから「おっ!」と思われるデコレーションになります。味だけでなく、見た目などからおしゃれな雰囲気を味わってみてください。